デザイナー

Arne Jacobsen

Arne Jacobsen

アルネ・ヤコブセン

アルネ・ヤコブセンは1902年2月11日にコペンハーゲンで生まれました。彼の父ヨハン・ヤコブセンは安全ピンとホックの卸売業者であり、銀行員として訓練を受けた母のポウリーンは余暇に花をモチーフとした絵を描く人物でした。アルネ・ヤコブセンが子供の頃に自室の壁紙を白く塗ったのは、コペンハーゲンのクラッセンズ通りにある典型的なビクトリア朝様式の家で暮らしていたことや両親の過度な装飾テイストが理由だったのかもしれません。

 

楽しみでもあり不可欠だった国外への旅
ヤコブセンの旅は彼が20代で船乗りになった時に始まりました。
船員という肩書きでの唯一の航海でニューヨークを訪れ、後にはドイツで煉瓦職人見習いとなり、勉強と描画のためにイタリアへ一連の小旅行をしています。
また、この時期にヤコブセンは古典的モチーフを描いた完成度の高い水彩画を制作しました。
それらの作品では雰囲気が的確に捉えられ、素材や形が正確かつ慎重に描かれています。
当初からヤコブセンはデンマークという国やその伝統を手放すことなく海外へと視線を向けていました。

学校との関わりとバックグラウンド
ヤコブセンはネーロム(Nærum)寄宿学校で、後に一連の建築プロジェクトで彼のパートナーとなるフレミング・ラッセンとその兄弟に出会いました。
自虐的ユーモアがあり、いたずら好きで落ち着きのない生徒だったといわれるヤコブセンは、子供の頃からすでに綿密な観察を通して自然を描き、描写する並外れた才能を発揮していました。
元々は画家志望だったものの、建築家がより賢明な選択であるという父親の考えにより建築の道に進んだヤコブセンですが、後に自身のアイデアを非常に精密な絵を通して描き表現することで、その能力を活かす機会を得ました。

Arne Jacobsen

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デザインの背景にあるアルネ・ヤコブセンの人物像

ヤコブセンの人物像の大部分は、彼の仕事における細部へのこだわりから捉えることができます。
同時に彼の作品からは、彼が根本的に白黒はっきりとした曖昧さのない人物であり、こだわりの強い完璧主義者でモダニストであったことも分かります。
しかし一方でヤコブセンは自然を愛する植物愛好家であり、家族を大事にする陽気な男性でもありました。
つまりは彼自身も語っていた通り、彼の作品に対するプロフェッショナリズムと度を越しているともいえる情熱が、ヤコブセンを説明する上での重要な側面だといえるでしょう。

フリッツハンセンの公式サイトより引用  https://fritzhansen.com/ja-jp/

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